


1. 問題点、導入の目的
当時、株式会社共立メンテナンス(以下、共立メンテナンス)は、基幹業務サーバーであるAS/400のデータバックアップを、物理テープにとって本社に保管していました。しかし、大規模災害を想定した際、保管場所がAS本体と同じであること、また、業務復旧までに相当な時間がかかること等、対策が不十分であることに不安を持っていました。それに加えて、日々の運用の中でのテープをかけ替える手間、そして、それを解消するためには高額なテープ装置を導入しなければいけないなど、様々な問題に直面しており、これらをすべて解決できる方法を摸索していました。
2. 解決方法の検討、決定 / ベル・データからの提案
その頃、ちょうどASのリプレイス時期に差し掛かり、担当していたベル・データと話をしている中で、HAツールDR Managerの存在を知りました。DR Managerは、遠隔地にバックアップを取ること、人の手を煩わせないことなど、当時考えていた要件を満たすものでした。
さらに、肝心のコスト面に関して言えば、DR Managerそのものが想定価格内であり、新規導入するASも製品価格、保守料金ともに以前のものに比べて大幅にダウンしていました。
加えて、ベル・データから、現行本番機をリプレイス後にバックアップ機として利用することで、資産を
無駄なく使えるという提案を受け、結果、これまでとあまり変わらないコストでHA化が可能となり、導入を決定しました。
3. 導入成果・現状
本来の目的である、*noMAXによるレプリケーションは、これまで問題もなく正常に稼働しています。それまでは、テープによるバックアップを定期的に実施していたのですが、毎日行っているというわけではありませんでした。そのような中で、日々膨大な量の伝票等を処理していたため、障害が起こったときのデータ復旧を考えると、かなり不安があったのですが、今回のHA化により、常に最新のデータが自動的にバックアップされるようになったことで、災害対策だけではなく、日々の業務運用にも関わる障害対策の面においても安心感が得られるようになったことは大きな成果でした。
また、ASのリプレイスにより性能が向上し、処理時間が1/6 程度にまで短縮、特にデータ処理が集中する月次決算の際も、ストレスを感じることなく業務を進めることができるようになりました。
その他、兼ねてから重要視していた監査ジャーナル機能を利用したログ収集法も、別途ベル・データのサポートにより確立でき、J-SOX 法に基づく監査もクリアできています。

4. 将来展望・今後の課題
現在、処理書類が莫大な量になっており、物理的な保管場所の確保が難しい状況になってきているので、以前も相談していた帳票の電子化を検討しています。
また、子会社まで含めた全社的なシステムの一元化もいずれは考えていかなければいけないと思っています。
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株式会社共立メンテナンス
http://www.kyoritsugroup.co.jp/
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会社概要
「顧客第一を会社の心とする」を経営理念に掲げ、"食"と"住"そして"癒し"のサービスで、広く社会のお役に立つことが共立メンテナンスの事業コンセプト。
一部屋単位で企業や学生に賃貸する学生寮・社員寮事業は、単なる賃貸事業ではなく、寮長寮母夫婦が常駐し、朝・夕手作りの食事を提供するなど、入寮者のお世話をする"ソフト"を提供する事業。
この寮事業で培った企業文化を活かし、"温泉を取り入れた大浴場・おいしい朝食"というテーマにこだわったビジネスホテル事業、"リーズナブルで質の高いリゾートライフ空間を創造し提供する"というテーマにこだわったリゾートホテル事業(癒しの宿事業)も積極的に展開しています。
