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財団法人 日本フォスター・プラン協会様

アジア・アフリカ・中南米の途上国45ヶ国で地域開発援助を実施しているPlan(国際本部はイギリス、援助国は15ヶ国)。国連に公認、登録されたNGO(*)として、多岐にわたるプロジェクトを進行中。

その日本事務局である、財団法人 日本フォスター・プラン協会 専務理事 事務局長 鶴見様に、今回のアウトソーシング決定に至る経緯、期待などを伺いました。

(*)民間で非営利の国際援助団体

財団法人日本フォスター・プラン協会 専務理事 事務局長 鶴見和雄様  コメント

社会的責任を果たし、信頼を構築するために。

鶴見様

専務理事 事務局長

鶴見和雄 様

今回のアウトソーシング決定に至る経緯、ベル・データを選んだ理由をお聞かせください。

2001年に私が着任して、まず課題として捉えたことは、NGO が抱えるリスクマネージメントという点です。

それは一般企業のリスクマネージメントとほぼ同じことだと考えていますが、実際はよりシビアに捉えて いかなければいけないと考えています。

その理由は、寄附金という非常に信託性の高いものを寄附者の方々からお預かりしているということです。

私達はその寄附金を途上国の開発援助に活かしていくことがミッションですし、寄附金の使い方、寄附者の 個人情報を適切に管理していくことが当然ながら非常に大切なことだからです。

 

そのような中、情報管理の観点から私が考えるリスクマネージメントは主に2つあると思います。

その中でも私達は、

  • セキュリティマネージメント = 寄附者・途上国の子どもたちの情報管理、情報保全
  • ライシスマネージメント = 天変地異、災害等によるビルや機械の損害によるデータの破損

に注視し、この解決策としてアウトソーシングという方法を試みました。

 

つまり、情報の管理・保全、災害等に起因するデータ破損からの回避を高いセキュリティ性を持った 専門業者に預けることにより解決する方法です。

 

そして実際の専門業者の選択基準としては、まず会社の信用性が高いこと、そして、 フォスター・プランは公益法人ですので、サービスの質・価格という観点から複数の専門業者からの提案 を精査することが条件となります。

そのような条件のもと、厳しい調査を行いベル・データさんに決定しました。その大きな理由は3 つあります。

 

一つ目は、 “経営がしっかりしている” ということ。

二つ目は、 “AS関連の実績が豊富”であること。(不具合が起こったときの実績からもたらされるアドバンテージ)

三つ目が大きなポイントだったのですが、東京~大阪間でのバックアップデータの集荷・保管(バックアップデータの二重化) によるクライシスマネージメントへの対応が可能だったことです。

そして敢えて四つ目を挙げれば価格面で魅力的だったとうことでしょうか。

施設、設備等、上を見たらきりがありません。総合的に見てベルさんの評点が最も高かったということです。

 

導入後の経過をお聞かせください。

移設時の混乱を多少危惧していましたが、ベルさんの協力もあってスムーズに終了しましたし、 現時点でも問題は起こっていません。仮に、問題があってもベルさんとフォスター・プランの担当者同士の 信頼関係があるので、スムーズに解決できるのではないかと思っています。

両者間の信頼関係があることは非常に良かったことだと感じています。

 

今後の展望をお聞かせください。

今後の展望と云うより、私の願望として、NGO・NPO 全体の信頼性を高めていきたい と考えています。

これは私の考えなのですが、NGO・NPO 共にまだまだリスクマネージメントに対する意識が希薄なのではないか、 そして、多くの寄附者の方々が、我々の情報の取り扱いに対して不安に思っているのではないかと考えています。

 

非営利団体だからといって、情報漏洩などの不祥事は、もちろん許されません。かえって社会の目は一般企業 を見る目よりも厳しいものであると思います。一組織の不祥事はNGO・NPO 全体のイメージダウンにつながります。

ですから、我々のこのアウトソーシング事例を基に、もっと全体の意識を高め、寄附者の方々からより 一層信頼される団体として全体のボトムアップを計っていくことができればと考えています。

日本フォスター・プラン協会様 システム状況
ネットワーク図

 

今回のアウトソーシングの導入を管理、指揮。

システムの移行が完了した今、情報コミュニケーション部 マネージャー 塚谷様に改めて “導入のきっかけ~今後の課題” についてのお話しを伺いました。

アウトソーシング(ホスティング)導入のきっかけ

“セキュリティ面の強化、付随する付加価値”

塚谷様

情報コミュニケーション

システム部

マネージャー

塚谷 様

大きなきっかけはセキュリティ面の強化です。特にマシンルームやシステム室といったようなセキュリティ面を重要視した部屋にASが設置されていたわけではありませんでした。もちろんアクセスはかなり制限されていた場所でしたが、破損や盗難などのリスクを考え、早急な対応策を検討していました。

かといって、 自社でセキュリティ面を強化しようと考えれば、まずファシリティ面(設備)から整えなければなりませんし、それは大きな負担となります。 このようなことがアウトソーシングを実行した大きな理由です。
更に後押しをした要因は、ハードウェア等のメンテナンスもアウトソーシングのサービスに含まれるということでした。意外とこのような付加価値的なものも大きな要因となっていると思います。
それと、何かあったときに、システム本体が別の場所にある、ということは、大きな意味での分散管理的な意味合いもあり、アウトソーシングは有効なのではないでしょうか。

ベル・データにおけるアウトソーシングを決定された理由

“ASに特化したアウトソーシング”

アウトソーシングを行うにあたって、データセンターを含め、いろいろ調査しました。 その上で、私達のシステムに必要な アウトソーシング先を選んだわけですが、ベルさんに決定した理由はいくつかあります。

データセンターでは様々なシステム装置(サーバー、オラクル、WEB系など)を24時間扱っていますし、どちらかというと 箱モノ(施設面)が充実しているというイメージです。

一方、ベルさんの場合は、いい意味でASに特化しています。多くの技術者(CE、SE)が実際に、アウトソーシングスペース に近接したフロアで業務を行っているため、何かあった時のレスポンスが早く、技術面のサポートが充実しています。
サービス内容も私達の要望に合わせた体制で取り組んでもらっています。

もう一つはコスト面です。NGOの特性(寄附金で運営されている非営利団体)として、コスト面を適正に判断することは 最も重要な要素で、私達が常に気にとめておかなければならないことです。データセンターと比べると月額のコストも安価だと思います。

あと一つの理由は、実際にベルさんの事務所を訪問して、社内の環境・雰囲気を見ることが出来、実態が把握できたことにより 安心感がグッと増したことだと思います。

導入後の経過

“問題も無く満足しています”

移行もスムーズでしたし、それ以降の通常稼動も順調です。

AS自体が故障しにくい機械であるという理由もあるのでしょうが、環境が変化したことにおいても特に問題はありません。

今までと違って、回線を利用してASを使用することになるのでレスポンスが悪くなることを少し危惧していましたが、 レスポンスの低下も、アクセス障害もなく、全く問題はありません。

セキュリティ改善で何かを導入する際、ユーザーの利便性をどこまで犠牲に出来るかの線引きは、システム担当としていつも悩みます。 ASのレスポンスが良いことは、ユーザーにとって非常に大切な要素なのですが、アウトソーシングの移行前後の違いを全く気にかけることなく、 普通に運用ができています。

今後の課題と展望

“更にセキュリティの強化を”

セキュリティ面の強化ということは常に考えている課題です。

フォスター・プランの国際本部(プラン国際本部)はイギリスにあるのですが、各海外拠点のセキュリティレベルは その国際本部が決定していますので、欧米の高いセキュリティレベルに日本も当然合わせていかなければいけないと思っています。
ただセキュリティレベルを高めるといってもハード面のことばかりではありません。 むやみに高い投資を行ってハード面 を強化しても、結局はソフト面(人や運用の部分)が大切だと思っていますので、ハードとソフトのバランスを心掛けて やっていきたいと思っています。

私達は単に機械を使っているのだという感覚を持つのではなく、寄附者の方々からお預かりしている価値ある情報を取扱っ ているという意識を大切にして取り組んでいかなければいけないと思っています。

 

もう一点は、社内の見え方です。これはシステム的なこととは少し違うのですが、来訪者の目から見たときの開放感を意識 したいということです。

私達の事務所には寄附者の方々が多く訪れます。そのためパーティションで区切って事務所内が何も見えない状態にすることは 非常に考えにくいことです。

ASをアウトソーシングすることにより、その一部分は解消できたと思いますが、更に入退室の管理をしっかりすることにより、 開放感があり、それでいて情報を大切にする理想の空間にすることが可能であると思います。

ベル・データに期待すること

“何も問題がないこと、それが理想”

今のところ問題がないので何ともいえないのですが、使用者が問題を意識することなくシステム環境を使用できることが理想ではないでしょうか。

つまり、障害予防を考えた定期的なメンテナンスや未然の対応により、ユーザーはあたかも何事もないように通常業務を行うことができる環境を作っていただきたいと思います。

 

加えて、今以上のスムーズな関係ですね。

例えば、ユーザーの少しわがままな意見を言わせていただくとすると、今でもSEサポートをして頂いているわけですが、私達のアプリケーションをもっと知ってもらって、改善点や建設的なアドバイスをしていただくとか、何かあったら直ぐにベルさんといったように、もっと密接でスムーズな関係が持てたらと思います。

今が、何もない関係だと言っているわけではないですよ(笑)。

AS関連は全てベルさん、といった感じで、全て任せられることが理想だと思います。

お客様プロフィール

  • 財団法人 日本フォスター・プラン協会
  • 東京都世田谷区三軒茶屋2-11-22 サンタワーズセンタービル11F
  • URL:http://www.plan-japan.org/

 

◇団体の概要

『わたしたちは途上国で子どもに焦点をあてた地域開発を支援する国際援助団体(NGO)です。』

 

貧困から生じる慢性的栄養失調や病気に苦しむ子どもたち、最低限の保健医療や教育の機会も与えられない子どもたち……。 私たちの想像をはるかに超える多くの問題が、途上国には存在しています。それをひとつひとつ解決していくためには、 地球上のひとりでも多くの人びとが自分自身の問題として捉え、考える必要があるのではないでしょうか。

 

フォスター・プランの理想は、人びとが互いの考えや権利を尊重しあう社会の中で、すべての子どもたちが能力を発揮 できるような環境をつくることです。厳しい暮らしを強いられている人びとと私たちが、ともによりよい未来を手に入れる ことができるよう願いながら、日々の支援活動を続けています。

 

*大切な3つの活動方針*

  • 子どもとその家族、地域の人びとの生活環境を整え、彼らが能力を発揮し、村づくりを維持できるよう支援します。
  • 世界中の異なる文化を持つ人びとが互いを尊重し、理解を深められるような関係づくりをします。一方通行ではない、の通った協力関係を目指します。
  • 子どもたちが安全で健康な生活を送ることができるよう、彼らの権利を尊重し、受けるべき利益を確立できるよう努力します。

 

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