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ホスティング

株式会社竹中土木様

土木専門のゼネコン企業として大規模に全国展開を行っている株式会社竹中土木(以下、竹中土木)。 ホストコンピューターには信頼性と安定性に優れた“IBM AS/400”を採用、LPARを活用し基幹業務システム とノーツ/ドミノを同じAS/400上で運用しています。

同社は、元々メインフレームユーザーでしたがダウンサイジング計画により1986年よりIBM S/38を導入し 財務管理や資産管理のアプリケーションの開発・管理を行ってきました。

また関連企業(竹中道路)に対しては、アプリケーションサービスプロバイダー的な仕組みでのシステム支援も行っています。

現在、当社アウトソーシング・サービスにご理解いただき、基幹システムのアウトソーシング(ホスティング)を実施中。

今回は、竹中土木情報システムを統括する松田美孝氏(情報システム部 情報システムグループリーダー)に、お話を伺いました。

アウトソーシング(ホスティング)導入のきっかけ

「事務所移転に伴う設置スペースの問題」「運用における安全性の問題」この2つの問題を同時に解決したい。

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情報システム部

グループリーダー

松田氏

「ホスティングを行おうと思った理由は大きく別けて2つありました。」と松田氏は述べています。

「1つは2004年11月中旬に決定していた本社の移転です。AS/400を設置するためのスペースが充分確保できない状態であったこと。」

もう1つの理由として「AS/400のハード的な安全性や安定性は十分に理解しています。運用をしていく上で、次に考えなければいけ ないことはAS/400を取り巻く環境です。」と述べています。

つまり重要なデータを取扱うAS/400を設置するための「ファシリティ面」を重要視されていました。

「自社内にAS/400を設置する場合でも、様々な面において安全性に苦慮しなければいけません。入退室のセキュリティ管理、地震や 火災等の災害対策などがそれに当ります。それは運用や管理のみならず、更には設備投資まで行わなければいけない状況を作りだします。」

「ホスティングを行うことにより、その2つの問題が同時に解決されると考え、決定に至りました。」と松田氏は述べています。

ベル・データにおけるアウトソーシングを決定された理由

「信頼」と「価格」、この2つが決定の重要事項でした。

「我々の重要な機械やデータを預けるのですから、まず“信頼”が大切ではないでしょうか。

ホスティングを開始する1年くらい前からAS/400のメンテナンスサービスをお願いしていましたが、はじめは正直、不安もありました。 AS/400はどちらかというと特異な機械です。取扱う業者があまり多くないため、サービスや価格面での比較が容易にできないからです。 今ではすっかり信頼していますけど。」

 

「同様に大切なことは“価格”です。コストセーブが求められている状態ですから“安い”ということは非常に大切なことです。 しかしながら当然、安かろう悪かろうでは全く問題になりません。大前提として、現状と比較して品質を維持すること、 又は向上させることが可能な信頼できるサービスを安価(適正価格)に受けることができるということが大切です。」

 

「先にも話しましたが、我々がAS/400に対するサービス・価格を比較する対象は基本的にはメーカーとなってしまいます。 ですからメーカーとほぼ同等・同質のサービスが提供できて、更にそれを安価で提供してくれるということが大切です。 そのような点と1年間保守をお願いした結果で得られた信頼に、本社移転というタイミングが合ってベル・データさんにハウジング をお願いすることになった次第です。」

導入効果

結果は順調です。トラブル対応も問題ありません。特に運用面では楽になりました。

ホスティングによるメリットを松田氏は以下のように語っています。

 

運用面

日々のこまごまとした運用(バックアップテープの架け替えや定期的なログチェックなど)に時間を割かれることなく 本来の業務に集中することが可能となる。

 

コア業務

人員的な問題から、高い能力を持っていた社員がホスティング開始以前は、“ASの運用面での負荷”に時間を費やされていたが、 その部分から解放されたことにより、より能力が求められるコア業務への移行が可能となり、生産性の向上、企業メリットの向上に繋がっている。

 

トラブル対応

ホスティング開始後間もなく、ハード障害が発生。松田氏がトラブルに気づく前にベル・データにて保守作業を行い、保守作業報告を提出。

以前であれば、エラー検知後、ログの解析や障害切り分け、保守依頼などを行わなければいけなかたっが、一連の対応が軽減されている。

 

● 導入時のエピソード(後日談)

<<ホスティング(アウトソーシング)用AS/400のベル・データへの移設時にネットワーク設定の変更を伴う作業が発生していたため、 ベル・データでは万が一を考え代替機を揃え、万全のバックアップ体制を整えていました。ホスティングマシンの移設は我々の心配を覆し半日足 らずで問題もなく終了、動作確認も取れ無事完了となりました。>>

 

「AS/400の移設に関しては、信頼していたので全く問題ないと思っていました。ましてや、万が一のことを想定してベルさんがバックアップ 体制を用意していたことも知りませんでした。」

「ネットワークの絡んだシステムの移動は非常に困難だと思います。本社移動に先立ってホスティングを行っていなかったら、 どうなっていたかと思います。」

「時々、同業の知り合いと話すのですが、“なんで竹中土木は何の問題もなく移設が終わったんだ!”と冷やかし半分に言われますよ。 移設はそれだけ大変なものでトラブルも頻繁に起こるのでしょうね。」と、

松田氏はホスティングマシンの移設、その後の本社の移動も完了した現在、話しています。

今後の課題と展望

インフラを強化し、より堅牢なシステムに

「AS/400は10数年使用してきて、その信頼性も高く、トラブルも少なく、セキュリティ面においても安心できるマシンである。」 と松田氏は語ります。更に、「AS/400のハード的な問題はほとんど心配していません。次に強化しなければならないものはインフラ (ネットワーク)だと考えています。

情報システムの安定性や安全性を求めたとき、どうしてもハード周りに意識が集中しがちですが、インフラの強化はハード周りと 同様に、とても重要な要素です。」とも語ります。

 

そこで、当社としては、最新情報の提供はもちろんのこと、企業継続プランの一環としてのネットワーク二重化などによる インフラ面の強化や災害対策支援など、お客様の立場に立った、お客様のシステム環境に最適な提案を行い、より一層満足して いただく環境を構築していくことが課題であると受け止めています。

システム状況

システム図

情報システム部 須山部長のコメント

人的資源の有効活用で生産性を向上。

須山部長

情報システム部

須山部長

ベル・データ:

今後の情報システム部の役割・方向性、それに伴うアウトソーシングについての お考えをお聞かせください。

 

須山部長:

土木業界に限ったことではないと思いますが、昨今はスペシャリストが求められる 時代になってきているのではないでしょうか。

実際、私達の業界でも、平準的・一般的な業務はそれなりの専門の会社にお願いし、自社では専門分野に集中するという傾向が強くなってきております。

 

経営コストに占める人件費の割合や優秀な人材の確保を考えると、 簡単にスタッフの増員ということはできませんので、専門的な知識・ノウハウに特化した限られた人員で、いかに生産性を高めることが出来るのかということが重要なポイントになると思います。

 

そこで、情報システム部門も、通常の定型的運用は外部に委託するという考えが大切になってきます。そうすることにより、限られた人材でローテーションを組むことも可能ですし、 その部分の教育にかける時間も必要なくなります。

 

私達はAS/400の維持管理の部分をアウトソーシングすることにより その問題を解決したわけですが、人員の問題のみならず、コンピュータの設置場所の問題、 空調や防犯といった問題など、アウトソーシングを行うことによるメリットは大きいと 思います。

お客様プロフィール

■株式会社竹中土木

■本社所在地:東京都江東区新砂一丁目1-1

■URL:http://www.takenaka-doboku.co.jp/

■概要

「最良の作品を世に遺し、社会に貢献する」という経営理念のもとに建設工事を通じて、より良い豊かな環境づくりに邁進。竹中グループの一員として、環境にやさしい建設技術の展開と環境に調和する作品造りを目指す。

■システム経歴

・1981年:S390を利用しAS(アプリケーションシステム)にて各種分析を始める

・1986年:S38(自社機)にて給与計算、償却計算等を行う

・1987年:S38よりAS400(B40)へ切換

・1988年:AS400(B40よりF50へ)へ機能アップ

・1989年:各本支店(6支店)へAS400(C20)を導入

・1990年:会計、生産、営業システムを行う(FACOMより切換)

・1994年:AS400本社統合(ネットワークを活用したシステムへ)

・1999年:AS400(720)を導入:基幹システムの他にノーツも使用する

・2004年:ホスティングサービスを利用開始

現在に至る