問題点・導入の目的 上場を機に、災害対策・事業継続を本格検討
大幸薬品株式会社は、上場をきっかけに、情報システム系の様々な部分の見直し、再構築に着手し始めました。その中で、災害対策、事業継続についても本格的に検討。広域災害なども想定した上で、本社のある大阪府以外の遠隔地にもう一台サーバーを置いてHAツールによるリアルタイムバックアップを行うことを前提条件に、その手段を摸索していました。
解決方法の検討、決定/ベル・データからの提案 ハードウェアレンタル費用と一緒に月額料金のサービスとして契約
様々なHAツールを検討しましたが、BSAT-JOURNALは、BSATシリーズのその他サービスを組み合わせることで、自分達が思い描いていたような災害・障害対策が可能な上、とにかく他製品に比べ価格的なメリットが大きかったことで非常に注目しました。 また、導入に際して、AS/400、保守料金、そして、このBSAT-JOURNAL等、必要な費用全てをハードウェアレンタル料金と一緒に、月額料金のサービスとして契約できるということは何よりの魅力でした。 今回初めてベル・データのサービスを利用するにあたって、多少の不安はありましたが、魅力的な提案と、打ち合わせを重ねていく内に随所で感じられる「AS/400のプロフェッショナル集団」と言われるだけの専門性の高さが、それらを払拭してくれました。
導入成果・現状 当初の目的はクリア、それ以外の大きな効果もありました
まず、何か災害が起こった際は、30分以内にバックアップ機に切り替えて、業務を継続できるようになっているので、目的だった災害対策、事業継続の部分はクリアできたと思います。 さらに、よりレベルの高い災害対策を行うため、堅牢なデータセンターにレンタルしたASを本番機として置き、当時の本番機をバックアップ機として本社に置くことにしました。そして、そのバックアップ機をLPARで、バックアップ用、開発用区画とすることで、リアルタイムに更新される最新のデータをバックアップ区画から抽出し、開発区画を使って試行できるようになったことは大きな副産物だったと思います。 また、新たなASを導入したことで、現在並行して進んでいる会計関係のソフトの導入にも対応可能なスペックを確保できたのも嬉しいところです。
将来展望・今後の課題 インフラとソフトウェアのバランスが重要
今回の件に関わるところで言えば、現行バックアップ機へのディスクの増設等を含め、メンテナンスが必要かと思っています。また、社内システム全体では、インフラ自体は既に整ったと言えるので、今度はその中身であるソフトウェアを充実させていきたいです。 その他実現はまだまだ難しいと思いますが、このASを中心としたシステム環境を、アプリケーションレベルで統合化出来るようなソリューションがあれば、是非検討してみたいです。
お客様プロフィール
この事例の製品・サービスの詳細
Hybrid SYNC
最先端の機能で IBM i を守る BCP ソリューション
ベルレント
IBM i(AS/400)搭載Power Systemsを「所有する」から「利用する」へ
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